2022.05.31
シンガポール【シンガポール】弁護士法人マーキュリー・ジェネラル 国際コンテンツ/第1回「外資規制」
- 【シンガポール】弁護士法人マーキュリー・ジェネラル 国際コンテンツ/第1回「外資規制」
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◇「弁護士法人マーキュリー・ジェネラル 国際コンテンツ」は、弁護士法人マーキュリー・ジェネラル様からのアジア各国の国別情報を進出~撤退までの“シリーズ”で皆様にお届けします。
《シンガポール編》第1回「外資規制」
ASEAN各国においては、国内事業への外国資本算入について、外資の出資比率、出資形態、及び許認可の取得等の制限を定める一般的な法令が「投資法」等の名称で定められている場合が多いです。しかし、シンガポールにおいては、このような外資規制を包括的に定める一般的な法令は存在しません。
ただし、特定の業種においては、その業種を規制する個別法令によって、外国資本による株式所有の制限、及び規制当局からの許認可の事前取得等が事業を開始するための要件として定められています。
以下、シンガポールにおける主な外国資本規制について列挙します。
■ 放送事業
■ 新聞事業等
■ 銀行業
■ 法律サービス
なお、法令上は外国資本と内国資本及びシンガポール国民と外国人を明確に区別していない場合であっても、ライセンス付与や政府承認の際に、外国資本や外国人が実質上制限される可能性がある点には注意が必要です。
以 上
※本稿の著作権は、弁護士法人マーキュリー・ジェネラルに帰属しています。
第2回に続きます。
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