
オンラインショップ限定のキャンペーンや割引が行われている
アルファマートはオンラインショップ「Alfa Online」を運営し、宅配または店頭での商品受け取り(支払い)が可能。オンラインショップ会員になると会員カードが発行され、店頭で電子マネー決済も可能で、スマートフォンの使用者がとても多いジャカルタで支持を集めています。

CPFreshMartの売り場に並ぶPB商品の冷凍食品
家庭料理が浸透していないバンコクでも、簡単な調理や温めるだけで食べられる「冷凍食品」の家庭需要は確実に伸びています。そこに目をつけたCP Fresh Martは「冷凍食品専門」のコンビニを展開しています。この冷凍食品は「CPグループ」の戦略商品で、国内だけでなくベトナムなど近隣国へ輸出することも視野に入れた商品開発を行っています。

ショップカー型のコンビニを展開するmyNEWS.com
「欲しいと思ったらそこにある」を実現しているのがマレーシアのローカル・コンビニ。ガソリンスタンドに併設するコンビニの他、myNEWS.comは駅構内や、ショッピングモールの出入り口近く等、利用者にとって便利な場所に店舗を構え、競合と差別化を図るためにショップカーによる移動販売も行っています。品揃えは最小限に絞られていますが、人気は上々です。

妊婦のビジュアルを使用した広告は、誰もが気軽に訪れられる場所を印象付けた
日用品の品揃えが充実するローカル・コンビニでは授乳用品や、女性向けの商品も充実しています。アルファマートでは、妊婦用飲料「Lactamil」が応募者全員にプレゼントされるキャンペーンを実施。同商品を購入した際に付属のクーポンを集めることで、ポイント数によってボディシャンプー、歯磨き粉、柔軟剤、紙おむつがプレゼントされるキャンペーンも同時実施。より生活に密着した日用品の取りそろえが充実していることを印象付けるキャンペーンといえそうです。

タイでは外食する人が多いが、近年は健康志向から自宅で料理をする人が増えていることも、同キャンペーン実施の背景にある。
Facebook、LINE、インスタグラムなどのSNSが広く浸透するタイでは、これらの新しいメディアを有効活用するプロモーションが増えています。現在CP Fresh Martでは指定された同社食品を使用した料理コンテストを開催中。応募者は人気のスマートフォンなどが当たることもあり、消費者は自作の調理例を写真に収め次々に投稿して盛り上がりをみせています。

KKマートでは民族ごとのイベントに合わせてセールが行われる。現在はインド系のお祭りにあわせて、セールが行われている。
マレー系、中華系、インド系、各民族の催事やイベントに合わせてプロモーションを実施することが多いのが特徴。中華系の旧正月前には、お歳暮、飲料水、スナック類等を箱売りで格安で販売するほか、ヒンドゥー教徒のお正月「ディパバリ」前であればディパバリ用のプロモーション販売を実施。マレー系のイスラム教徒の断食明けにも多くのプロモーション活動が行われます。
各国ともに既に日本食はある程度浸透していますが、日系のコンビニだけに関わらずローカルのコンビニでも日本食は広く販売されています。味付けは日本のコンビニ弁当と遜色がありません。価格はローカル料理の弁当よりも少し高めの価格設定が一般的となっています。
インドマレット Pointでは日本から進出した「和食さと」がインドマレットと合弁したことで、和食弁当が店頭にならんでいます。日本ブランドの商品は価格が高いという印象を持っている人が多いですが、アッパーミドル層を中心に支持を得ています。
日本食の人気は高く、日本と同様の形のおにぎりが店頭に並んでいます。また手巻き寿司をはじめ、照り焼きチキンやサバの塩焼きなど、タイの方の好みにあわせた和食弁当が販売されています。
株式会社TNC ホームページ http://lifestyle.tenace.co.jp/
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